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東京名勝高縄鉄道之図

東京名勝高縄鉄道之図

作者名広重(Ⅲ代)

時期明治4年4月(4,1871)

  • 鉄道が開業することになったが、まだ見ぬ汽車はこんなものと、思ったのであろう。鉄道開通と共に繁栄が予想された東京高輪の風景に、当時考えられた各種の交通機関を賑やかに描き、紹介したもので、標題のローマ字は如何にもハイカラで興味深い。
  • 海上には品川の御台場(砲台)、東京ー横浜往復の蒸気船「弘明丸」が描かれ、明治3年フランス人の設計で完成した品川燈台(現在は明治村に保存されている)も描いてある。
  • 鉄道建設に当たり、品川御台場の一部は取りこわされ、その石材を鉄道工事に使用したという。